社是
「尾道で歩み続けた60年」
弊社は船舶用内燃機関の部品の販売を行い、造船業界及び海運業界を支える企業として尾道で60年間歩んでまいりました。
瀬戸内海の中心にある尾道は、江戸時代には北前船の要所として栄え、現代に至るまで海路だけでなく陸路でも物流の拠点となっております。
昭和27年、先代社長である向井達觀は尾道で、要となっている船舶輸送を支えるためにできることはないかを考え、起業いたしました。
昭和36年にはタンカー船を建造して液体輸送を実際に行い、42年に売船。44年には機械工場を開設して製造業に挑戦した歴史があります。
また、昭和47年には船が最も多く集積している愛媛県での販路を拡大させるため、今治市に営業所を開設しました。
お客様にとって弊社がどう〝在る〟ことが一番良いのかを考え、実際に行動した結果が現在の「三栄工業」になります。
起業から70年近く続けていることが、船舶部品の販売です。
平成4年に先代から会社を引き継いだ後は瀬戸内地区の各造船所様のみならず、関東及び関西、九州まで販路を拡大いたしました。営業範囲は国内だけにとどまらず、アジア諸国へも舶用機器全般の部品の販売を行っております。
直接的な担い手になるのではなく、あえて裏方に回ることで国内外の船舶輸送をしっかりと支えることができると考えております。
新しいことに挑戦しても本社は変わらず尾道におき、常にたゆまぬ企業努力を重ねてきたからこそ、お客様から絶えることのない熱いご支持をいただいております。
造船業界の景気が低迷した歴史もありますが、お客様が変わらず「三栄工業」を選んでくださったことで乗り切ることができました。
お客様並びにお取引先様への感謝の気持ちを忘れず、最大限ご要望にお応えできるように、弊社はこれからも力を尽くしてまいります。